片付けられない理由は?

よくメディアで取り上げられる【ゴミ屋敷】問題。

片付けられない人、部屋を片付けたいと思っているのになかなか片付けられないという人は多いようです。
ゴミが異常にあふれかえっている部屋、住居。ゴミを収集し蓄積することで、色々な問題が起こります。
放火の危険や悪臭など、近隣住民には迷惑極まりない状況が、あちこちで社会問題になっています。

どうして物があふれてしまうのか?
どうして片付けられないのか?

 物が捨てれない

どんな物でも勿体無い、勿体無いと言ってなかなか物を捨てない人がよくいますよね。

手当たり次第しまい込む。

片付けるとは収納です。物を押し込むのは収納ではありません。押し込んでしまっては後々どこに何をしまったのか分からなくなってしまいます。

散らからない収納のコツは”物に住所を与えることだそうです。

封筒ならリビングボードの上。請求書は2段目など、収納場所を決めておけば、物が迷子になることもありません。

 一気に片付けようとする

本来なら部屋の片付けというのは、毎日こまめに行なうものです。
いい加減片付けなきゃ!と思った時には既に片付けるのが嫌になるような量でしょう。
そうなってしまうと最初は意気込んで頑張ろうと思っても、膨大な量の片付けに、途中から嫌気がさして投げ出してしまうのがオチでしょう。

片付けが苦手な人は、物事話先延ばしいする特徴があります。次の休みにやればいい。

忙しいから暇なときにまとめてやろう。と、どんどん先送りにしていくのが片付けられない人の共通の特徴です。

日頃から出したものをすぐに片付けるという習慣を身に付けるよう心掛けることをお勧めします。

 収納を増やす

片付けられない人に良くある行動ですが、今ある収納スペースがいっぱいで新たな物が収納できない時、あなたならどうしますか?

理想は今ある収納スペースで補えるよう、物を厳選する。使わない物を処分し、物を増やさないようにする事です。

でも片付けられない人は物を減らすのではなく収納スペースを増やすという選択肢を選びやすいのです。
どうしても必要ならば収納を増やすのも致し方ありませんが、出来る限り今ある収納で間に合わせるのが望ましいです。

以上の事から、片付かない理由はとてもシンプルでした。

一番の理由は物が多い!

持っている物が多く、自分が管理できる量を超えているんです。
そして片付けるのが面倒くさいという事。

そしてその延長線上にゴミ屋敷があるのではないでしょうか。

 ゴミ屋敷【慣れ】

ゴミ屋敷の原因の1つは【慣れ】

どんな事にも慣れは生じます。

ゴミ屋敷だって例外ではありません。

最初は気にしていたのに、気にならなくなってしまい、気づいたらゴミ屋敷になっている。
そうなってくると、汚れ具合すらも居心地が良くなり、その快適さに甘んじて生活してしまうそうです。

そして、簡単には処理できない程、ゴミが溢れてしまうと自己防衛が働き、最悪感を制御しゴミを肯定する気持ちが心理的に働くようになる。

ここまで来てしまうと、もう止まらない。
ゴミを収集し山のようなゴミを作り、ゴミ屋敷へとまっしぐらです。

余談ですが、とあるサイトで下記文章を拝見しました。

トイレトレーニングを厳しくやり過ぎると、ケチ人間になってしまう。
精神分析学のフロイトは、自然な排泄作用を自分の意志で止め、「溜めておく」、「出さない」という訓練が、ケチな性格を形成するといっている。

トイレトレーニングで、性格が変わってくるとは驚きました。
子育て中の皆さん、厳しくトイレトレーニングをするのは、将来ドケチ人間になりかねないので、注意が必要みたいですよ。

 老化による片付け問題

人間誰しも老いていくのは当たり前です。

昔は整理整頓が上手で、いつだって部屋は綺麗に維持されていたのに、歳を重ねるたび、部屋が散らかってきた。なんてことも。

若い人とは物に対しての価値観が違い溜め込んでしまう。

歳を重ねるごとに増える物。
片付ける元気が無くなる。
寂しさから物に執着する。

こういった状況から老人のゴミ屋敷は増えています。

特に1人暮らしの場合、片づけをしなくても掃除をしなくても、見られないし言われない。誰も困らないから、良いじゃないか。と、いう気持ちが芽生えだんだんと片付けや掃除をする気力を失っていく。

歳を重ねるたび、体力は落ち、物が増え、活力が薄れ、物に囲まれゴミ屋敷化していく。

高齢社会の今、目を背けれない問題になっています。

最近実家には帰っていますでしょうか?
高齢になったご両親の身の回りを、たまにはチェックしてあげるのも良いかも知れません。

【ゴミ問題】
解決策はあるのでしょうか。
ゴミ屋敷・片付け・対策